渡良瀬川の橋・葉鹿橋&歩道橋
橋 長296.1m
幅員:6.8m
歩道橋幅員:3.4m
完成:昭和43年
歩道橋完成:平成2年
位 置:下流から42.2Km
路線:県道毛里田・坂西線
見た目:古い、ボロ
 戦争の傷あともいえない昭和29年9月15日、大型台風が日本を襲った。この台風はアメリカの女性の名をとって「カスリン」台風と呼ぶ。
 渡良瀬川は太田の原宿と只上で最高水位3.45メートルに増水し、堤防を越えた。足利と原宿の葉鹿を結ぶ橋も流された。
 葉鹿橋が完成したのはそれから8年後。その8年間、夏は浅瀬を見つけて徒歩で渡り、冬は渡し船が運行されたという。
 橋は、栃木県側が昭和30年に架橋。その後、群馬県側が架橋されたという。このため、群馬県側と栃木県側の幅員は違っている。群馬県側は幅員6メートル、延長135.28メートル。栃木県側は幅員5メートル、延長160メートル。
 この県道毛里田・坂西線は道路が整備され、葉鹿側は接続道路が整い、橋からスムーズに真っ直ぐ進むことができるようになった。しかし、橋の幅員は狭く、大型トラックとすれ違う時、一種の恐怖感がある。しかも老朽化が進んでいる。現在立て替え計画もある。葉鹿橋左岸土地区画整理事業計画によれば、葉鹿橋側の起工式も行われた。
 計画では、新しい橋は、現在地点より下流に架け替えられるという。幅員は10.5メートルになる見込みだ。区画整理事業の完成が2003年度を予定しているため、それと同時期までに橋の完成を目指すという。橋は、群馬県と栃木県が総工費を折半して施行する予定だ。両毛広域の文化経済の発展に、新橋建設は関心も高く、両県民の期待は大きい。
葉鹿橋関係
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