渡良瀬川の向こう「山と川のある町」足利市の東方に、高くはないが関東平野に突き出した山々が見える。
その端の大小山は「大小」の文字が掲げられていて麓からすぐ分かる。江戸末期からあったという歴史ある文字盤が20年余消えていたが、平成7年に復活した。登山口の阿夫利神社に祀られ、その名のいわれでもある大天狗、小天狗の住む霊場だったという天狗岩(282m)別
名鷹巣山の直下には東屋の見晴台があり、関東平野を一望できる。現在、北の二等三角点のある妙義山(314m)を含め大小山といっている。
麓の赤松林に囲まれた鍋島、伊万里焼の陶磁器の「栗田美術館」は遠方から訪れる人も多く、両毛線を挟んだ南の「あしかがフラワーパーク」は四季折々の美しさを見せてくれている。手前の県道太田・佐野線は江戸年間、京都から日光東照宮に参向する勅使が通
った日光例弊使街道である。 |
|